【9/30～10/28開催】TAKUYA SUGIYAMAギャラリー 「刹那のホログラム」展　‐情報の重なりの中刹那に立ち現れる実像- 　開催のお知らせ

■会期：2024年9月30日（月）～10月28日（月）

■場所：大垣書店麻布台ヒルズ店

■作品紹介

この度展示に際して絵本の作成をしようと思い立ち
今迄と違った画材で新しいアプローチをしたいと考え生まれた作品になります。
絵本の軸となる一枚で
今描きたいものを描きました。
親しみやすい雰囲気の中に今迄の制作で培った流動性や空間性を取り入れました。

以前から卵の作品の制作をしていて幾つか卵の形にトリミングしていたのですが
多少歪でもナチュラルに成形された卵を描きたいと思い描きました。
流動する液体と息を合わせないと成形出来ず瞬間の中で液体の挙動に集中し作為を排除する事で完成します。

以前の展示でアルキド樹脂を使った動物のシリーズを描いていたのですが
その展示や前回の展示の制作の経験を活かし
空間性を帯びた動物を描きたいというところから描いた作品になります。
存在が現象としてそこに在る時同時に空間が浮き彫りになる事に着眼し全体性としての作品を目指しました。

こちらも猫の絵と同様です。
具体化し過ぎず抽象化し過ぎず
あらゆる現象の折り重なりの中生体現象が立ち現れそれは常に流動し止まることがないというところに魅力を感じ制作しているシリーズになります。

最近一緒に制作をしている作家から私の書いた本を読んでそれを基に絵を描いてみてほしいとの事で生まれた作品です。
作家の現実に対する真摯な目線や目を背けない故に生まれる感覚を体験した上で制作しました。
読んだのは二度目だったのですが
制作する前提で読んだので完全に無防備な状態で出来るだけ感じるように読みふらふらの状態ですぐにこちらの制作に至りました。

※イベントは予告なく変更・中止になる場合がございます。予めご了承ください。