【7/10刊行】『地域を紡ぐ包括的医療・ケア』のお知らせ
2020年7月7日【7月刊行】『自由学藝~学の継承と創造~』第2号
2020年7月17日第163回芥川賞・直木賞受賞作が2020年7月15日(水)に決定・発表されました!
《芥 川 賞》
『首里の馬』
高山 羽根子
新潮社 定価1,375円(税込)
2020年7月27日(月)発売予定
この島のできる限りの情報が、いつか全世界の真実と接続するように――。沖縄の古びた郷土資料館に眠る数多の記録。遠く隔った場所にいる友とのオンライン通話。台風の夜にあらわれた幻の宮古馬。世界が変貌し続ける今、しずかな祈りが切実に胸にせまる感動作。
《芥 川 賞》
『破局』
遠野 遥
河出書房新社 定価1,540円(税込)
私を阻むものは、私自身にほかならない――ラグビー、筋トレ、恋とセックス。ふたりの女を行き来する、いびつなキャンパスライフ。28歳の鬼才が放つ、新時代の虚無。
《直 木 賞》
『少年と犬』
馳 星周
文藝春秋 定価1,760円
傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、一匹の犬だった――。2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認知症の母とその母を介護する姉の生活を支えようと、犯罪まがいの仕事をしていた。ある日和正は、コンビニで、ガリガリに痩せた野良犬を拾う。多聞という名らしいその犬は賢く、和正はすぐに魅了された。その直後、和正はさらにギャラのいい窃盗団の運転手役の仕事を依頼され、金のために引き受けることに。そして多聞を同行させると仕事はうまくいき、多聞は和正の「守り神」になった。だが、多聞はいつもなぜか南の方角に顔を向けていた。多聞は何を求め、どこに行こうとしているのか……犬を愛するすべての人に捧げる感涙作!
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